息をするのがつらかった(60代男性)

●主訴:肋間神経痛により息をするのがつらい

●つらくなった時期:R1年9月初め

●過去の治療歴:ぎっくり腰を4~5回、四十肩などで整骨院でマッサージをうけたことがある。

●問診時のお話:9月はじめに急に背中からわき腹にかけての痛みがでてきて整形外科に受診した。そこでレントゲン検査の結果、骨には異状なくロキソニン(痛み止めの薬)の処方だった。数週間飲み続けたが症状に改善が見られず、当院への受診を決めた。症状として常に痛いわけではなくふとした時に急激に強い痛みを生じるため、症状がでるのがこわいとのこと。常に違和感は継続しており仕事にも集中しづらくなっている。

施術内容・経過

初診:R1年10月2日

問診時は特に強い症状がでておらず会話は普通にできていた。初回で全身の状態をみさせていただき検査したところ、骨盤の左右差による足の長さのずれ、それに伴い背骨がねじれており、その結果として胸郭(肺を囲う胸骨、肋骨、胸椎)に異常が見られた。胸郭は主に呼吸と深く関連があるが今回の患者さんは呼気(息を吐くこと)がうまくできておらず、その結果胸郭内に熱がこもり肋間神経に沿った位置で症状がでていた。施術としてはまず骨盤まわりの矯正を行い骨格の土台を整えたあとにリダクターという特殊な器具により背骨の矯正を行った。患部の保護のため、テーピング処置を行い初回は終了した。

 

再診:R1年10月4日

初診から二日間だがこの二日は強い症状は出ていないとのこと。日にちが空いていないこともありある程度、矯正後の状態は維持できていたが背骨のねじれに関してはまだ残っていた。そのため、違和感は残存しているとのことだった。施術は初回と同じような流れで行い、少し深部に到達させるような処置を行った。施術終了後に患部の冷却を行いすっきりしたとのことで、同じようにテーピング処置を行い終了した。

 

4回目:R1年10月16日

前回から1週間に1回のペースで来ていただいている。初診以降、症状は出ていないとのことだった。ご自宅での患部の冷却をお伝えし実践していただけていることもあり違和感に関してもなくなってきていた。力仕事をしていたこともあり同年代の方に比べて筋力はあるほうだったが骨格のゆがみは強く出ていたので今回ご自宅でのケアとして骨盤や背骨の体操をお伝えする。

 

10回目:R1年12月2日

初診から2か月が経過し良い状態が続いている。施術も基本的には全体のバランスを調整する形ですすめていく。背骨に関しても整ってきてはいたが時折呼吸(息を吐くこと)がうまくできいないことがあり、症状は出ていなかったが注意が必要なことを伝えた。

 

初診から3か月:R2年1月7日

年末から年始にかけて東北の実家に帰省したりご自宅の引っ越しがあった影響で3週間ぶりに来院。片道6時間の運転により腰の痛み、肋骨付近の違和感がでた。骨格のゆがみとしてはさほど大きなずれはなくご自身で冷却も行っていただいたこともあり、強い症状は出なかった。

1週間後の来院の際には違和感も特に出ていなかった。

 

まとめ

今回のような急に痛みがでたりおさまったりという症状だと施術後の変化を感じていただくことが難しいことが多い。しかし、今回症状が出るにあたっての背骨や骨盤のゆがみに関しての説明に関して納得していただいての施術をすすめられたので、ご自身でも体のバランスの変化に気づきながら症状を改善に導くことができた。改めて症状だけに焦点をあてていると改善が難しいことがわかった。

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