ばね指により手先の細かい作業ができない(60代女性)

●主訴:ばね指

●つらくなった時期:H31年2月頃

●問診時のお話:

お仕事で紙をめくる作業が多く、また趣味でパッチワークをすることが好きで手先を使うことが多かった。

半年くらい前から寝起きなどたまに指が引っかかる感じが出てきていたが、すぐにもとに戻るのでそのまま放置して生活をしていた。

ある日、初めて2日続けて症状がでて引っかかる感じも以前より強くなり痛みを伴うようになり当院を受診する。

施術内容・経過

初診:H31年3月26日

右手の親指の引っ掛かりを訴えており検査をしている最中も、何度かひっかかりが見られた。親指の付け根を抑えたときにも痛みがあり、患部に少し腫れと熱っぽさがあった。

処置として引っ掛かりのある腱に対してばね指専用のローラー処置、手関節の矯正、背骨の矯正を施した。ご本人も手の熱っぽさを実感していることもあり、ご自宅での冷却と手の使い方に関してを指導した。

 

再診:H31年3月29日

まだ、指のひっかかりは見られたが前回の施術後から手の熱っぽさ、痛みが少し軽減したとのこと。趣味など同一姿勢でいることが多く、肩甲骨周りや背骨の動きが悪くその影響もあり必要以上に手先の筋肉や腱に負担がかかっていたため、手の施術に加え背骨・骨盤の矯正も並行して行っていくことを伝える。

 

4回目:H31年4月9日

全体の施術を行ってから肩の力が抜け、手の痛みに関して無い日が増えてきているとのこと。当院での施術、自宅にて十分に冷却を行っていただき、手の熱っぽさも軽減してきている。骨盤の矯正も入れているためご自宅での体操も少しずつ伝える。

 

9回目:H31年4月26日

通院から1か月ほど経過しましたが痛みを消失し、引っ掛かりもほぼなくなってくる。手の状態が落ち着いてきたので少しずつ手の運動を自宅で行ってもらうように伝える。主にばね指の方は屈筋群(指を曲げる筋肉)を多く使うため、伸筋群(指を伸ばす筋肉)を使うような運動指導をする。

 

通院から3か月:R1年7月10日

手の症状はほぼなくなる。手を多く使った日に少し疲労感を訴える程度で痛み、引っ掛かりはなくなる。ここまでは週に手の治療だけの日、全身治療の日と2回きていただいていたが次回より1週間おきに手の治療と全身治療を行っていくことを伝える。現在もお身体のメンテナンスとして通院していただいており良い状態をキープしている。

 

まとめ

ばね指の症状でしたが患者さんの仕事、趣味などを含めて状態を伺っていたため患部のみだけでなく周囲の関節、背骨の矯正を並行して行っていたため早期に症状を改善に導けた。ご自宅でのケアとして冷却や体操を患者さんが積極的に行っていただけたのも効果的だった。

ばね指に対する施術の様子

写真は左右にスライドできます

1.問診の様子

2.検査により根本の原因を把握

3.ばね指専用のローラー器具

4.ローラー器具

5.背骨の矯正

6.再発防止のテーピング

追伸

院長の写真

ここまで当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院ではまず、あなたの生活習慣や環境、食生活などお話を聞くことを大切にしています。

なぜなら、それらを踏まえたうえで提案する施術計画にご理解いただいて初めて、「治してもらうもの」から「自分で治していくもの」と前向きに取り組むことできるからです。
症状の改善は、あなた自身の気持ちが土台になります。

また、施術に当たっては

  • 施術者は黒子に徹する
  • あなたの価値観を尊重する
  • 伝えるべきは伝える

この三点を主に心がけています。

施術者がペースを乱したり、身勝手な常識やコミュニケーションを押し付けるようなこともあってはなりません。

そのうえで、間違った情報に振り回されないよう、施術や指導方針のほか、当院が収集・整理して安全性や効果を確かめた情報をはっきりお伝えしています。

さらに、生活の中に潜む、症状の要因を取り除くための指導も行います。

それらは、立ち方・座り方、歩く時の足の踏み出し方といった生活の「基礎の基礎」ともいえる動作です。

古来から伝わる、日本人の体質に合った食事を取り入れる指導も行います。

長年、ひざの痛みに悩んでいた方が、不思議なローラー施術と他院とは違う生活指導で、ひと月で大きな変化が出たことにとても驚かれていました。

私たちはあなたを信じてサポートし、そしてあなたに私たちを信頼してもらう。

それが当院の施術の心がけです。あなたのご来院を心よりお待ちしております。

おがわ整骨院