●主訴:耳鳴りによる不眠
●つらくなった時期:H27年12月
●問診時のお話:
数年前から耳鳴りで悩んでおり、耳鼻科・脳神経外科・鍼灸など通院したが改善されずにいた。病院に通院しても薬の量が増えるだけでこれ以上薬は飲みたくないと思い当院への受診を決めた。日により音の大きさに波があったがここ最近は音が大きくなり、鳴っている時間が長く続くようになった。
◆施術内容・経過
初診:R1年6月28日
問診時からとても肩に力が入っており、ご本人も耳鳴りが出る前から肩こりがあることを話していた。検査をしていても全身の緊張が強く呼吸の浅さが特に目立った。呼吸が浅くなると体内に二酸化酸素(熱)が貯まりやすくなることを伝え、日頃からよく息を吐くこと、冷却することを伝える。処置としては上半身の緊張を軽減させるためにも下半身の矯正から行った。矯正を行いながら頭頚部に軽めに冷却を行った。少し緊張が解けてきたところで背骨の矯正にうつり姿勢保持のテーピング処置を行い初回は終了する。
再診:R1年7月1日
前回後、数日間自宅にて冷却を行ってもらい就寝時も氷枕を使用したいただいた結果、耳鳴りの音は残っていたが睡眠を少しとれるようになったとのこと。眠れているためか初回ほど全身の緊張がなく、患者さんの顔色・表情もよくなっていた。初回に比べ少し頸部の矯正を重点的に行い様子を見る。自転車移動が多いことを伺い、体調に余裕があれば30分程度のウォーキングを指導した。その際に頭が前に下がらない、足の出し方など何点か注意点を伝えた。
4回目:R1年7月16日
睡眠に関してはまとまった時間で眠れるようになっており、肩のこりは気にならないくらいほどになった。睡眠をとれるようになったためウォーキングも毎日続けられているとのことだった。この段階で一番印象的だったのは自発的な会話が増えてきたと感じた。前回まではこちらからのアドバイスという形だったが、患者さんのほうから「この歩き方であっているか」「なにかしたほうが良いことはあるか」と気持ちが前向きになっていると感じた。
10回目:R1年8月30日
睡眠に関して問題なくなった。耳鳴りは気にならない日が出てきた。骨盤の状態も安定してきていたため、骨格を維持するためにも骨盤周囲強化の運動を伝える。ご両親の介護により精神的なストレス、疲労があってもそこまで体調の変化は出ていないとのこと。ここまで初診から2か月は週に1回のペースで施術を行った。次回から少し様子をみて10日後でのご案内をする。
初診から6か月:R1年12月30日
ご両親の介護もあり1週間~10日おきのペースで施術を行う。体調に大きな変化はなくあまり耳鳴りは気になっていないとのこと。ご自宅でのケアとして冷却と体操やウォーキングなどの運動を行っている。
◆まとめ
現在はご両親が入院したことでの付き添いにより施術は終了しているが、初回から大きな変化がありご本人も喜ばれていた。初回から全身を診させていただいたことにより様々な点からアプロ―チできたことが、症状の改善に繋がった。耳鳴りはご自宅でのケアの仕方、初期の通院ペースがとても重要になるためその点を患者さんに理解して頂き、二人三脚で行っていけたこともよかった。
耳鳴りに対する施術の様子
ここまで当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院ではまず、あなたの生活習慣や環境、食生活などお話を聞くことを大切にしています。
なぜなら、それらを踏まえたうえで提案する施術計画にご理解いただいて初めて、「治してもらうもの」から「自分で治していくもの」と前向きに取り組むことできるからです。
症状の改善は、あなた自身の気持ちが土台になります。
また、施術に当たっては
- 施術者は黒子に徹する
- あなたの価値観を尊重する
- 伝えるべきは伝える
この三点を主に心がけています。
施術者がペースを乱したり、身勝手な常識やコミュニケーションを押し付けるようなこともあってはなりません。
そのうえで、間違った情報に振り回されないよう、施術や指導方針のほか、当院が収集・整理して安全性や効果を確かめた情報をはっきりお伝えしています。
さらに、生活の中に潜む、症状の要因を取り除くための指導も行います。
それらは、立ち方・座り方、歩く時の足の踏み出し方といった生活の「基礎の基礎」ともいえる動作です。
古来から伝わる、日本人の体質に合った食事を取り入れる指導も行います。
長年、ひざの痛みに悩んでいた方が、不思議なローラー施術と他院とは違う生活指導で、ひと月で大きな変化が出たことにとても驚かれていました。
私たちはあなたを信じてサポートし、そしてあなたに私たちを信頼してもらう。
それが当院の施術の心がけです。あなたのご来院を心よりお待ちしております。
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おがわ整骨院でございます。